
ChatGPTを使ってみたいと思っても、「登録が難しそう」「どこから始めればよいのか分からない」と感じる方もいるでしょう。
ChatGPTは、パソコンやスマートフォンから利用できる対話型のAIサービスです。チャット画面に日本語で質問やお願いを入力すると、文章作成、アイデア出し、学習、画像作成など、さまざまな作業を支援してくれます。
この記事では、ChatGPTを無料で始める方法と基本的な操作を、初めて使う方にも分かりやすく解説します。
ChatGPTは無料で始められる?
ChatGPTには無料プランがあり、料金を支払わなくても使い始められます。
無料プランでも、通常のチャットに加えて、Web検索、画像やファイルのアップロード、データ分析、画像生成などを利用できる場合があります。ただし、利用回数や一部機能には上限があり、上限や利用できる機能は変更されることがあります。
また、利用環境によっては、アカウントを作成する前にChatGPTを試すこともできます。ただし、会話履歴を保存して後から確認するには、ログインまたはアカウント作成が必要です。
初めて利用する場合は、まず無料プランで基本操作を試し、利用頻度や必要な機能に応じて有料プランを検討すれば十分です。
ChatGPTを始める前に準備するもの
ChatGPTを始めるために、高性能なパソコンや専門的な知識は必要ありません。
準備するものは、主に次のとおりです。
- インターネットに接続できるパソコンまたはスマートフォン
- WebブラウザーまたはChatGPT公式アプリ
- アカウントを作る場合はメールアドレスなどのログイン手段
パソコンでは、Chrome、Edge、Safariなどの一般的なブラウザーから利用できます。
スマートフォンではブラウザーから使えるほか、OpenAIが提供する公式アプリもあります。アプリを利用するときは、類似した非公式アプリと間違えないよう、提供元がOpenAIであることを確認しましょう。
ChatGPTを始める方法
ここからは、ブラウザーを使ってChatGPTを始める手順を説明します。
ChatGPTの公式サイトを開く
最初に、ChatGPTの公式サイトを開きます。
検索結果からアクセスする場合は、サイト名だけで判断せず、提供元がOpenAIであることを確認してください。
公式画面には、「ログイン」「無料で登録」などの選択肢が表示されます。利用環境によっては、登録前に試すための選択肢が表示される場合もあります。
アカウントを作成またはログインする
新しく始める場合は、画面の案内に従ってアカウントを作成します。
利用可能な登録方法には、メールアドレスのほか、Google、Appleなどのアカウントを使う方法があります。表示される選択肢は、利用する端末や地域によって異なる場合があります。
すでにアカウントを持っている場合は、以前登録した方法でログインしてください。
たとえば、最初に「Googleで続ける」を使って登録した場合は、ログイン時にも同じ方法を選びます。異なる方法を選ぶと、ログインできなかったり、別のアカウントとして扱われたりすることがあります。
メッセージ入力欄に質問を書く
ChatGPTの画面を開くと、画面下部にメッセージ入力欄が表示されます。
そこへ質問やお願いを日本語で入力して、送信してください。
たとえば、初めて使う場合は次のように入力できます。
ChatGPTを初めて使います。初心者におすすめの使い方を5つ教えてください。
特別な命令文やプログラミング言語を覚える必要はありません。人に質問するような感覚で入力すれば大丈夫です。
回答を確認して追加の指示を出す
回答が表示されたら、内容を確認します。
希望した内容と違う場合でも、最初からやり直す必要はありません。続けて、次のように依頼できます。
- もっと簡単な言葉で説明してください
- 具体例を追加してください
- 200文字程度に短くしてください
- 箇条書きにしてください
- 別の案を3つ出してください
ChatGPTは会話形式で追加の質問や修正指示を出せるため、やり取りを重ねながら回答を希望に近づけられます。
ChatGPTの基本的な使い方
ChatGPTの基本は、メッセージ入力欄へ質問や指示を書き、回答を確認することです。
新しい会話を始める
別の話題について質問したいときは、「新しいチャット」を選択します。
同じ会話の中で話題を何度も大きく変えると、以前のやり取りが回答に影響する場合があります。内容が変わるときは、新しいチャットを始めると整理しやすくなります。
ログインしている場合は、保存された会話を後から見直せます。アカウントなしで使っている場合、会話を保存できないことがあります。
回答を作り直す
回答が分かりにくい場合は、追加の指示を送ります。
たとえば、次のような依頼ができます。
この説明を、パソコンが苦手な人にも分かるように書き直してください。
最初の回答だけで判断せず、何が足りないかを伝えて調整することが重要です。
ファイルや画像を添付する
利用できる環境では、入力欄付近の添付ボタンから画像やファイルを追加できます。
たとえば、次のような使い方ができます。
- 画像の内容について質問する
- 資料を要約する
- 表の情報を整理する
- 文章の誤字や分かりにくい箇所を確認する
無料プランでも画像やファイルを利用できる場合がありますが、通常のチャットとは別の利用上限が設定されることがあります。
個人情報、顧客情報、社内の機密情報などは、安易にアップロードしないようにしましょう。
初めて試すおすすめの質問
ChatGPTを開いたものの、何を質問すればよいか分からない場合は、日常の小さな作業から試してみましょう。
文章を作ってもらう
町内会のお知らせを、丁寧で読みやすい文章にしてください。
メールを整えてもらう
次のメールを、取引先に送れる丁寧な文章に直してください。
この後に、自分で書いた文章を貼り付けます。
難しい言葉を説明してもらう
生成AIとは何か、小学生にも分かるように説明してください。
アイデアを出してもらう
自宅でできる週末の過ごし方を10個提案してください。
手順を整理してもらう
WordPressでブログ記事を公開するまでの手順を、初心者向けのチェックリストにしてください。
最初は、正解が一つに決まっていない文章作成やアイデア出しから試すと、ChatGPTの特徴を理解しやすくなります。
ChatGPTを上手に使うコツ
ChatGPTから希望に近い回答を得るには、質問や指示を少し具体的にすることが大切です。
目的を伝える
悪い例:
文章を書いてください。
良い例:
AI初心者向けブログの導入文を、300文字程度で書いてください。
何に使う文章なのかを伝えると、内容を調整しやすくなります。
読む相手を伝える
50代のAI初心者にも分かるように説明してください。
対象となる読者を指定すると、専門用語の量や説明の詳しさを調整できます。
形式を指定する
次のような条件も加えられます。
- 箇条書きで書く
- 表にまとめる
- 300文字以内にする
- 手順を番号付きにする
- 丁寧な口調にする
たとえば、次のように依頼します。
ChatGPTを仕事で使うメリットを、初心者向けに5つ、表形式でまとめてください。
具体例を入れる
希望する文章の雰囲気や形式がある場合は、見本を一緒に入力すると伝わりやすくなります。
ただし、他人が書いた有料記事や書籍などを大量に入力し、そのまま似た文章を作らせる使い方は避けましょう。
ChatGPTを利用するときの注意点
ChatGPTは便利ですが、回答が常に正しいとは限りません。
回答をそのまま信用しない
ChatGPTは、自然で説得力のある文章を作っていても、間違った情報や存在しない情報を回答することがあります。OpenAIも、もっともらしく見えても正しくない回答を生成する場合があると説明しています。
特に次の情報は、公式サイトや専門家の情報でも確認しましょう。
- 医療や健康
- 法律や税金
- 投資や金融
- 商品の価格
- サービスの利用条件
- 最新ニュース
個人情報や機密情報を入力しない
次のような情報は、安易に入力しないようにしてください。
- 氏名や住所
- 電話番号
- パスワード
- クレジットカード情報
- 顧客情報
- 会社の未公開情報
仕事で利用する場合は、所属先のAI利用ルールも確認しましょう。
作成された文章を自分で確認する
ChatGPTでメールやブログ記事を作った場合も、送信・公開前に必ず読み直します。
確認するポイントは次のとおりです。
- 事実に間違いがないか
- 不自然な表現がないか
- 相手に失礼な内容になっていないか
- 自分の意図が正しく反映されているか
- 著作権や利用規約上の問題がないか
ChatGPTは完成品を無条件で受け取るのではなく、下書きや作業補助として使うのがおすすめです。
ChatGPTを始められないときの対処法
画面が開かない、ログインできない、エラーが表示される場合は、次の方法を順番に試してください。
公式サイトか確認する
まず、アクセスしているサイトがChatGPTの公式サイトか確認します。
似た名前のサービスでは、OpenAIのアカウントでログインできません。
ブラウザーを更新する
ページを再読み込みしてください。
改善しない場合は、ブラウザーのキャッシュとCookieを削除してから、もう一度試します。OpenAIもログインや一般的なエラーへの対処として、キャッシュとCookieの削除を案内しています。
別のブラウザーや端末で試す
シークレットウィンドウを利用したり、別のブラウザーや端末から開いたりすると改善する場合があります。
ブラウザーの拡張機能、広告ブロック機能、プライバシー保護機能などがログイン処理を妨げることもあります。
通信環境を確認する
Wi-Fiからモバイル回線へ切り替えるなど、別のネットワークで試してください。
VPNやプロキシを利用している場合は、一時的に無効にすると改善することがあります。また、ChatGPT側で障害が発生していないか、OpenAIの稼働状況を確認する方法もあります。
ChatGPTの始め方についてよくある質問
ChatGPTを使うには料金が必要ですか?
無料プランがあるため、料金を支払わなくても始められます。
無料プランでは利用回数や一部の機能に制限があります。上限へ達した場合は、画面上に案内が表示されます。
アカウントを作らなくても使えますか?
利用環境によっては、アカウント作成前にChatGPTを試せます。
ただし、会話履歴を保存して継続的に利用する場合は、アカウントを作成してログインするのが便利です。
スマートフォンでも使えますか?
はい。スマートフォンのブラウザーまたはOpenAI公式アプリから利用できます。
アプリをインストールするときは、提供元がOpenAIであることを確認してください。
日本語でも使えますか?
はい。質問や指示を日本語で入力できます。
回答が難しい場合は、「初心者向けに」「簡単な日本語で」などと追加すると、より分かりやすい説明を得やすくなります。
無料プランと有料プランのどちらがよいですか?
初めて使う場合は、まず無料プランで十分です。
無料プランの上限では足りない、より多くの機能や利用枠が必要になった段階で、有料プランを検討するとよいでしょう。
まとめ
ChatGPTは、パソコンやスマートフォンから無料で始められる対話型AIサービスです。
基本的な手順は次のとおりです。
- ChatGPTの公式サイトを開く
- 必要に応じてアカウントを作成する
- メッセージ入力欄に質問や指示を書く
- 回答を確認する
- 必要に応じて追加の指示を出す
最初から難しい使い方を覚える必要はありません。
メールの下書き、文章の要約、分からない言葉の説明、アイデア出しなど、身近な作業から試してみてください。
ただし、ChatGPTの回答には間違いが含まれる可能性があります。重要な情報は公式サイトなどで確認し、個人情報や機密情報を入力しないよう注意しましょう。
